コーポラティブハウスを基幹事業としている不動産コンサルティング会社、株式会社コプラスは、大学連携企画の専門コーディネイターである株式会社学校計画のコーディネイトにより、お茶の水女子大学との産学連携で、2018年10月25日から2019年1月10日まで、コーポラティブハウスを題材とした共同研究を行った。
学生が自由な発想に基づく住戸の提案を行う
この共同研究は、株式会社学校計画のマネジメントにより前出三者で契約を締結した産学連携プロジェクト。
研究の対象は、同社の企画コーディネイトで事業化された「代々木上原コーポラティブハウス」。
学生が企画検討からプランニング、製図、そしてプレゼンテーションまでを通貫して行ない、実践的な住戸設計の経験を通じて、コーポラティブハウスのしくみを学ぶとともに、自由な発想に基づく住戸の提案を行うことを目的として実施した。
実際に募集する住戸を設計課題とすることで、学生は「通常の授業では体験できない、より実務に近い経験」を積むことができた。
一方、事業者側は「コーポラティブハウスの周知を行い、将来の担い手の育成」をはかることができたという。
建築家でもある元岡展久氏(お茶の水女子大学准教授)の指導の下、「仮想の入居者の具体像を設定し、要望を想定したフリープラン」を検討したという。 (慶尾六郎)