株式会社NTTデータ経営研究所は、5月からのオンライン講義で大正大学の表現学部表現文化学科エンターテインメントビジネスコースと、日本の空港国際力向上に向けたPR方策に関する共同研究を実施している。
ソーシャルメディア等を積極的に活用したPR企画・制作を
日本における外国人の情報弱者問題に加え、新型コロナウイルス感染症のパンデミックを契機として、人種を含む種々の差別問題が顕在化している。
コロナ後深刻化が懸念されるこれらの問題に的確に対処するとともに、地域の魅力をより身近にアピールすることで、外国人を今まで以上に我が国に強く惹き付ける方策の検討が急務となっている。
これを踏まえて、我が国を行き来する外国人の95%が利用する空港を体験実証の場として、若い世代の表現力と価値観を活かした国際的な価値共創と人権尊重の手法開発を目指すとともに、ソーシャルメディア等を積極的に活用したPR企画・制作に取り組む。
国内空港で試験的PR実施の際に参考にできる内容に取りまとめ
具体的には以下の取り組みを実施する。
①空港の現状分析等の基礎となる知識を大学に提供、
②専門家として学生にオンラインでリアルタイムのフィードバックを提供、
③社会へ向けてのプレゼンテーションの取り組みを専門的見地から支援、と段階的に産学連携を行うことで、実社会と学生をつないだ立体的な学びを導出
PR企画は、国内空港で試験的PRを実施する際に参考にできる内容に取りまとめる。 (慶尾六郎)