国立大学法人東北大学と三井不動産株式会社は、次世代社会に向けたロボットに関する共同研究を開始した。
ロボットがわずかな健康状態の変化もつかみ、その変化についてさりげなく伝えるまでの方法を研究
東北大学と三井不動産は、オフィスにおける人とロボットの共生の在り方を探る。
ロボットがオフィスワーカーとのコミュニケーションを通じて、個々の特性を把握し、能力を引き出すことで、オフィスワーカーが前向きかつ創造的に、自身の役割に取り組むことができる未来を想定し、その実現を目指して、共同研究を開始した。
この研究のファーストステップとして、ロボットが把握する個々の特性のうち、まず「心身の健康」に着目した。
健康状態は、日々変化しているが、わずかな変化については本人も見過ごすことがあり、気付かないうちに状態が悪化する恐れがある。
そこで、この研究では、ロボットがわずかな健康状態の変化もつかみ、その変化について、さりげなく伝えるまでの方法について研究を行い、オフィスワーカーが良好な健康状態を保つことで、より生産性高く働くことができるオフィス環境の実現を目指す。
(坂土直隆)