
モノ資産の管理・活用アプリ「cashari(カシャリ)」を提供するガレージバンク株式会社と上智大学は、委託研究契約を締結し、生成AIや非構造化データを活用した、新たなリスク評価モデルの開発に着手した。
従来の機械学習によるアプローチでは捉えきれない事象を、生成AIや非構造化データを活用し、分析
ガレージバンクは「cashari」を通じ、個人が所有する動産資産を対象としたリースバックサービスを提供している。
一方、上智大学大学院応用データサイエンス学位プログラム百瀬研究室は、データサイエンスにより、ビジネスシーンでの新たな成果の創出や事業化を追求している。
今回の委託研究では、従来の機械学習によるアプローチでは捉えきれない事象を、生成AIや非構造化データを活用し、分析することで、与信判断における精度の向上を目指す。
具体的には、年齢・性別・職業といった定量的なデータ解析のみならず、ユーザーの行動特性や外部要因を統合的に分析することで、これまでの機械学習によるリスク評価モデルと比較し、判断力の向上を実現するというもの。
今後は、研究で開発したリスク評価モデルを「cashari」事業に活用することで、適切なリスク評価による、ユーザーの利便性向上を図る。また、アルゴリズムを応用し、リスクを事前に検知する手法を確立することで、他の金融関連サービスへの展開も目指す。
(坂土直隆)