宇高航路開設100周年を飾るイベント
船の役割や海の魅力などについて再認識する産学官連携のイベント「船の祭典2010」が5月22日から6月13日まで、香川県高松市のサンポート高松を主会場に開かれることが21日、明らかになった。期間中は土日を中心に、大型帆船「日本丸」の一般公開をはじめ、海にまつわるシンポジウムや船の歴史展、マリンスポーツ体験など50余りの多彩なイベントを展開する。
イベントは、サンポート高松、「海の神様」として全国から参拝客が集まる金刀比羅宮を中心にした琴平会場、塩飽諸島などの中西讃地区の計3地域でそれぞれ展開する。
日本丸などの一般公開、トークショーなど計画
主な催しでは、航海練習船「日本丸」の一般公開や訓練生によるセイルドリル、有人潜水調査船「しんかい6500」の一般公開、宇高連絡船の歴史などを紹介する100周年展などを実施。
このほか、海上保安部による紫雲丸事故の犠牲者鎮魂行事、海洋冒険家・堀江謙一さんのトークショー、マリンスポーツ・ミニスクール、国家レベルの海洋研究に関するシンポなども計画している。
今後、詳細な日程を調整するとともに、新たなイベントも盛り込んでいくという。
実行委員長を務める梅原利之
県観光協会会長は、「海洋国家として発展してきた日本の文化、歴史を見つめ直し、多くの人に船や海の大切さを再認識してもらいたい」としている。