「若者」「よそ者」視点で羽生市観光マップを完成
立教大学観光学部の学生たちが、「若者」「よそ者」の視点で散策コースや路地などを紹介した街歩きマップ「ぶらって羽生」を完成させた。
同大と
武蔵野銀行の産学連携事業の一環で、観光地としては知名度の低い
羽生市の魅力を発掘するのが狙いだ。
テーマ別に街歩きを提案 街を元気に
マップはA4判8ページ。東武伊勢崎線・秩父鉄道の羽生駅から半径約500メートルの地域を中心に、学生が自ら取材したお薦めの店舗や神社など25か所を取り上げた。
「祖父と孫」「親子」など五つのテーマ別の街歩き例や、「抜け道小路」などと名付けた四つの路地を示したのが特徴だ。
作成には同学部の2、3年生15人が参加し、観光というイメージの薄い羽生市を取材対象に選定。繊維産業で栄えた市の歴史から、「あなた色に染まるまち」をテーマに、魅力をマップにすることにした。
指導にあたった中西裕二教授は「県内の人が訪れて羽生の魅力に気づけば、県外の人も外国人も訪れるようになる可能性もある」と期待する。
マップは、20日から、資金面などで援助した武蔵野銀行本支店や、羽生市役所、県内の
東武鉄道各駅で計4万部が配布されるほか、同行ホームページにも掲載される。