観光・芸術で特色ある2大学と商工会が産学連携
兵庫県商工会連合会は、神戸芸術工科大(神戸市西区)と観光学部のある阪南大(大阪府松原市)の両大学と、2010年度に産学連携協定を結ぶことになった。
同連合会では、すでに両大学と地場産業や商店街支援などで協力関係があるが、今度はアートや観光など、それぞれの大学の強みと、学生ならではの発想を地域経済の活性化に生かすのが目的という。
06年から兵庫県立大経営学部と連携協定を結んでいる同連合会は、学生によるビジネスプランの提案などで成果があったとして、さらに連携先を広げることにしたもの。
両大学と企業の連携をさらに強化
芸工大は、兵庫県市川町の伝統的な地場産業であるゴルフクラブのデザインや、漫画による商店街活性化などで実績がある。
また阪南大は、中小企業を対象に、事業の承継をも視野に入れたインターンシップに取り組んでいる。
双方の調印式は4月中に行われる見通しで、これをきっかけに連携をさらに強めることとしている。
神戸芸術工科大
http://www.kobe-du.ac.jp/阪南大 国際観光学部
http://www.hannan-u.ac.jp/tourism/index.html