ボランティアに筋力補助装置を提供
北海道大学発のベンチャー企業であるスマートサポートは、東日本大震災による大津波で被災した宮城県石巻市大街道地区で生活復旧支援にあたるボランティアに試作開発中の筋力補助装置「スマートスーツ・ライト」を提供した。
スマートスーツ・ライトは、長時間の中腰姿勢での作業や繰り返し行われる腰の屈伸、重量物の持ち上げなどによって、後背部にかかる負担を軽減するよう設計された装着型の筋力補助装置である。主に、介護動作補助や工場内作業補助などを目的に設計された。
疲労感の軽減、筋肉痛や腰痛の予防に効果
今回、スマートサポートは、有機性廃棄物の堆肥化コンサルティングを手がける宮城県の日環エンジニアリングにスマートスーツ・ライトを提供した。
日環エンジニアリングでは、社員が被災住宅の片付け作業などの生活復興支援にあたるボランティア活動を行っている。スマートスーツ・ライトを着用してボランティア活動を行った同社の社員からは、後背部の疲労感の軽減や、筋肉痛や腰痛の予防に効果があったとの感想が寄せられているという。
スマートスーツ・ライトの開発にあたっては、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の福祉用具実用化開発推進事業や札幌市新産業推進育成事業による支援を受けた。
株式会社スマートサポート プレスリリース