コープデリ連合会は、国立大学法人東京藝術大学デザイン学科との産学連携プロジェクト企画として、学生がパッケージをデザインしたオリジナル商品6アイテムをコープデリ宅配で発売する(受注:5月13日~、配達:5月27日~)。
「3大家事」に関する商品をターゲットに据える
このプロジェクト企画は、東京藝術大学デザイン学科の学生22名、教授・教員5名、卒業生11名の総勢38名が、「未来のくらしをともに考えるプロジェクト」として参加した。
学生たちは、すぐにデザインには取りかからず、コープデリの取り組みやコープ商品(PB商品)の歴史を学んだり、商品を実際に調理・試食したりして、コープへの理解を深めてからプロジェクトを開始した。
将来「子育て層」になる大学生世代が思い描く「理想の暮らし(ハイセンスな暮らし)とは何か」「どんな商品に囲まれて生活したいか」といったリアルな意識について、1年間にわたりワークショップ形式で議論を重ね、消費者としての経験を積んだ30~50歳代の藝大の先輩たちの意見も参考にした。
これらを踏まえ、「絵画を飾るような彩りある暮らし」をテーマに、「いろどる・ふちどる」をブランドコンセプトとして設定。生活の中心にある「3大家事」(炊事、洗濯、掃除)に関する商品をターゲットに据え、キッチン回りの商品を、学生たちが個性的に表現している。 (慶尾六郎)