こくみん共済 coop(全国労働者共済生活協同組合連合会)は、子どもの交通事故を減らすための取り組みである「7才の交通安全プロジェクト」において、金沢大学理工研究域地球社会基盤学系の藤生慎准教授と共同研究を開始する。
際立って多い7才児の交通事故による死傷者数
公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によると、歩行中の交通事故による死傷者数を年齢別にみると、7才児の死傷者数が際立って多いことがわかった。
この傾向は1995年から最新2018年の調査までの23年間変わることがなく、日本の交通事情における大きな課題であり続けてきた(1990年から1994年までは6才児が最も多く、7才児は2番目に多い結果に) 。
この内容を含む交通事情の統計を調査する交通事故総合分析センターは、この理由を「小学校への入学後に登下校中の事故が増加するためである」と推定している。
こくみん共済 coop は金沢大学との共同研究によって、新たな改善策を生み出すことで、日本の交通が抱える長年の課題を解決することを目指す方針。 (慶尾六郎)