株式会社みらい創造機構は、2016年9月に東京工業大学関連ベンチャーキャピタルとして「みらい創造一号投資事業 有限責任組合」を設立し、産業界との幅広いネットワークを活用して、大学と社会との連携強化から新産業創出に向けた活動を行ってきた。
公的資金と民間の事業化ノウハウ等を組み合わせる
今回、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出プログラム(START)における事業プロモーターユニットに新規採択された。
大学発新産業創出プログラム(START)では、事業化ノウハウを持った人材(「事業プロモーター」)ユニットを活用し、大学等発ベンチャーの起業前段階から、研究開発・事業育成のための公的資金と民間の事業化ノウハウ等を組み合わせる。
それにより、ポテンシャルの高い技術シーズに関して、事業戦略・知財戦略を構築しつつ、市場や出口を見据えて事業化を目指す。
みらい創造機構は、2016年5月に東工大と社会連携活動の推進に向けた組織的連携協定を締結し、同年9月には、33.4億円の東工大関連ベンチャーキャピタルファンドを設立した。東工大に関連するベンチャーを創出・発展させる取組みや産学連携支援、人材育成支援を展開している。
大学発新産業創出プログラム(START)における事業プロモーターユニットの採択決定について(2021年度公募)
https://www.jst.go.jp/osirase/2021/20210428.html (慶尾六郎)