デジタルアーカイブの構築と利活用教育を手がける株式会社誠勝は、奈良県内の地域の活性化と新産業の創出を目指す「なら産地学官連携プラットフォーム」内に、DXで奈良に新たな人と文化の価値創造を行うタスクフォースを設置した。
文化財に潜在する先人の知恵などを、今の生活や新ビジネスへつなげる
「なら産地学官連携プラットフォーム」は、奈良県内の産業界、地域住民、高等教育機関(奈良国立大学機構など)、地方公共団体が連携して、新たな価値を創出する取り組み。
地域課題の解決や産業競争力の強化を図り、奈良の魅力度を高めることを目指している。誠勝が設置するタスクフォースとは、奈良の貴重な文化財のデジタルアーカイブ化を推進し、消失・散逸を防ぐというもの。
それとともに、有形・無形を組み合わせたストーリー性のあるデジタル媒体として広く公開し、多様な視点から、それら文化財に潜在する先人の知恵、考え方や普遍的価値等を見出し、今を生きる人の生活の質の向上や、新ビジネスへの活用につなげることを目的としている。
また、タスクフォースは、2024年10月から2025年3月までを初年度とし、次年度以降も継続的に実施することで、目的達成を目指す取り組みとなっている。
「なら産地学官連携プラットフォーム」
https://www.nara-ni.ac.jp/ (坂土直隆)