4月から新組織でキャリア形成支援を強化
栃木県経営者協会(青木勲会長)はインターンシップ(学生の就業体験)推進協議会を発展的に解消し、4月から「キャリア形成支援推進協議会」(仮称)に衣替えする。
プログラムの充実で学生の就労意識を一層高めるほか、産学の交流を深める場を提供するのが狙いで、2月上旬に宇都宮市内のホテルで会合を開き決定したもの。
同協会は2002年度から”厚生労働省の委託”を受け、インターンシップ事業をスタート、本年度は学生170人が県内48の企業・行政機関などで就業体験をしている。
学生のキャリア形成を新たな切り口で
同協会によると、学生のキャリア形成について、企業と学校で考え方にギャップがあったといい、委託事業が本年度で終了するのを機に、より内容を充実させた組織に発展させギャップ解消を支援することとしたもの。
新組織でもインターンシップ事業は継続するが、新たに同協会会員以外の受け入れ企業開拓にも注力するという。加えて、産学交流会、職場見学会、学校への出前講座なども新たに計画されている。
今月9日に開かれた会合には、学校の就職担当者、企業の人事担当者など約35人が出席。同協会の石塚洋史専務理事は「協会が学校、企業の橋渡し役となって産学連携を深めてもらう。学校への企業の専門家派遣などを通し、学生のキャリア形成に役立てたい」などと説明した。