ユニ・チャーム株式会社は、東京農業大学農学部バイオセラピー学科動物介在療法学研究室太田光明教授と共同で、アニマルセラピーを通じた高齢者とセラピー犬の触れ合いが双方にもたらす変化を研究した。
その結果、高齢者とセラピー犬の双方において、幸せな状態を示すホルモンである"オキシトシン"分泌量の増加が見られることを発見した。
人と犬の双方の幸せホルモンが増加
協力してくれた高齢者の多くは、アニマルセラピー実施中に笑顔になり、喜んでいる様子が見られたという。
オキシトシン分泌量は、アニマルセラピー実施後に増加したことから、セラピー犬との接触が、喜びをもたらすことが明らかになった。
アニマルセラピーの実施は、高齢者に対して喜びとともに、生きる活力を生み出すと考えられるとしている。
またセラピー犬も同様に、アニマルセラピー実施後にオキシトシン分泌量が増加したことから、人と触れ合うことにより喜びを感じていることが示された。 (慶尾六郎)