グリー株式会社は、法政大学の彌冨仁教授を技術アドバイザーとして招聘し、ゲームQA(Quality Assurance:品質保証、以下「QA」)に対する画像処理AI技術の応用を目的とした産学連携プロジェクトを開始した。
「グローバル」での展開を進めるグリー
グリーは「エンジン×IP×グローバル」という戦略を掲げ、自社ゲーム用に開発した「エンジン」を強化しながら、自社以外の共同原作・他社「IP」を活用したゲームも開発し、「グローバル」での展開を進めている。
「グローバル」に同時にアップデートされるゲームの品質を保証するためには複数の言語対応を同時並行で進める必要があり、質の高いサービスを提供するためには有人対応が不可欠。
画像処理AI技術を応用したゲームQAの開発と導入が急務
一方で、「グローバル」対応のゲームタイトル増加に伴いQAの物理的な量と判断スピードも求められており、有人対応に代わる技術として期待される画像処理AI技術を応用したゲームQAの開発と導入が急務になっている。
こうした背景のもと、グリーが持つ画像アセットとエンジニアリングリソース、彌冨仁教授が持つ高い画像処理技術の知見を組み合わせることで、より効率的なゲームQA技術を開発し、実務レベルで活用できる「画像処理AI技術を応用したゲームQAの自動化」に向けて取り組んでいく方針。 (慶尾六郎)