パナソニック株式会社と学校法人千葉工業大学は、最先端のAI技術、自動操縦技術およびロボット技術を搭載し、高度な知能化白物家電へと進化させた次世代ロボット掃除機のコンセプトモデルを共同開発した。
部屋の形状のみならず室内で動く人も検出
このコンセプトモデルは、ディープラーニングで進化させた世界初の「AI 床センサ」により、床上の物体を認識し、段差に応じて自動的に本体を持ち上げて走行を続ける。
そして、千葉工大 未来ロボット技術研究センター(fuRo)独自の高速空間認識技術「ScanSLAM」を活用して、部屋の形状のみならず、室内で動く人も検出する。
ロボットの全周囲にある動・静物体を認識して、瞬時に自分と相手の位置を把握する知能を備えている。自動操縦技術との組み合わせで、タブレット端末で掃除スポットを遠隔で指示したり、人と協調して掃除することも可能。
また、周囲環境と自分の位置を常に正確に把握できるため、確実に充電台に戻ることができることに加え、ロボット技術により、充電台にドッキングした本体を、電動で縦置き状態に吊り上げる機能も実現。 (慶尾六郎)