キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(キヤノンITS)は、学校法人東京理科大学の理工学部経営工学科のバリュー・システムイノベーションコースにおいて、産学連携による実践型人材育成を目的とした「サプライチェーンマネジメント特論(特別講義)」を実施した。
新たな価値の創造を目指す「VSIコース」
東京理科大学理工学部経営工学科は、学科・専攻を横断した研究・教育を強力に推進している。
産学官連携プロジェクトを起点として学科教員内での横断による新たな価値の創造を目指す「VSIコース」では、数学や情報技術を用いている。
これにより、科学技術の価値の探求と創出、システムの設計、それを運用するための「もの」「情報」「資金」の流れの見える化、大量かつ不確実なデータを効率的に活用するためのアーキテクチャの構築および運用、システムを統合的に管理することのできる起業家やイノベーターの育成を行っている。
キヤノンITSはこの取り組みに賛同し、2017年よりVSIコースで開講されている「サプライチェーンマネジメント特論」において、「座学」「校外研修」「実験」3部構成のうち「座学」を担っている。
SCMに関わるシステム開発の経験が豊富なR&D本部とSIサービス事業部が講師となって、理論・技術の解説や社会で実践する場合のポイント・事例紹介を行っている。
今回、6月19日に特別講義を開催し、同大学理工学部経営工学科の教員と学部4年、修士1・2年の計10名に「サプライチェーンマネジメント特論(特別講義)」をキヤノンITS三田事業所で実施した。 (慶尾六郎)