NECは、国立大学法人滋賀大学とデータサイエンス分野における人材育成に関する連携協定を締結した。これにより、社会課題を解決できるAI人材の育成を目指して連携・協力し、産学連携教育を推進していく。
プロフェッショナルなAI人材の育成を加速
近年、AIの社会実装・活用が急速に進み経済がデジタル化する中、世界的にAI人材の不足が大きな社会課題となっている。
日本でも、今年6月に閣議決定された「統合イノベーション戦略2019」においてAI人材を年間25万人育成する戦略案が掲げられており、産学官共同でAI人材育成に取り組むことが求められている。
こうした中、NECは、今年4月に社会課題を解決できるAI人材を輩出するための「NEC アカデミー for AI」を開講し、"学び"と"実践"の場を通したAI人材の育成に取り組んでいる。
また、滋賀大学は2016年に「データサイエンス教育研究センター」、2017年4月に日本初の「データサイエンス学部」、さらに今年4月には日本初の「大学院データサイエンス研究科」を設置した。
これらは、ビッグデータを処理・分析し、そこから新たな価値を生みだすことのできるデータサイエンティストの育成を目的としている。
今回の連携協定はこれらの取り組みの一環であり、今後両者の豊富な知見や実績を活かすことで、プロフェッショナルなAI人材の育成を加速する。 (慶尾六郎)