TISインテックグループのTIS株式会社と公立大学法人会津大学は、共同で「在庫管理システムと自律移動配送ロボットを連携させた搬送業務の自動化」を目指す実証実験を会津大学内のLICTiA(先端ICTラボ)にて11月26日~11月28日で実施する。
搬送業務のラストワンマイルの自動化がユースケース
この実証実験は、TISと会津大学が共同研究を進める「自律移動する異機種ロボットに関する要素技術の研究」の研究成果を検証することを目的としている。
FIWARE(ファイウェア)を活用しTISが開発を進めている「ロボット間のデータ連携」などを実現するプラットフォーム「RoboticBase」と、会津大学で研究開発している自律移動ロボットを連携することで、搬送業務のラストワンマイルの自動化をユースケースとして実施する。
今回の実証実験を通じて、TISでは、「RoboticBase」と様々な業務システムの容易な連携と、異機種ロボットのインターフェースを共通化することで簡単な接続が可能になる仕組みの検証を行う。
これにより、将来的には、様々な業務システムとサービスロボットを活用した業務サービスの構築を目指す。
会津大学では、クラウドロボティックスの概念による情報システムとロボットとが一体となった新しい技術を確立することで、自律移動ロボットのより柔軟な経路設定など、サービスロボットの実用化への貢献を目指す。 (慶尾六郎)