株式会社LTasteは、高血圧患者へのオンライン診療を支援する一般社団法人テレメディーズとの協業により、自社新製品「ソルトチップ」を使用した塩分摂取抑制による血圧低減効果実証試験を実施する。
健康経営に注力する企業をオンラインでサポート
LTasteは、創業者である東和彦氏の慶應義塾大学理工学部・三木研究室での研究成果を元に、慶應義塾大学の支援を受けて設立され、川崎市が整備したインキュベーション施設「かわさき新産業創造センター(KBIC)」にてソルトチップの開発を進めてきた。
在宅勤務が増加すると見込まれる今後、健康経営に注力する企業を中心とした従業員の健康管理をオンラインでサポートする事業展開を目指す。
また、試験実施にかかる資金調達および認知度の向上のため、Makuake(マクアケ)にて6月18日(木)よりクラウドファンディングをスタートした。
ソルトチップは0.04gの食塩相当量を含むシート状の製品。上あごに貼り付けることで、食塩を使用せずに調理した食事でも塩味を感じることができ、濃い味を楽しみながら塩分摂取量を低減することができる。
減塩実施者の効果検証を行う血圧低減効果実証試験を実施
まず、テレメディーズへソルトチップを提供し、ソルトチップを使用した患者も含めた減塩実施者の効果検証を行う血圧低減効果実証試験を実施する。
本試験では、モニターに対して一定期間(3日間程度)、食塩や塩分を含む調味料を使用せずソルトチップだけを使用して食事をしてもらい、期間前後の塩分摂取量および血圧を測定することでソルトチップの効果を評価する。 (慶尾六郎)