大正大学は、11月5日(木)に宮城県南三陸町と『包括的特別連携協定』を締結した。
同学は、2011年の東日本大震災から約10年間、復興と人材育成を柱に連携活動を継続してきた。
感染症の拡大や自然災害に見舞われる現代から今後の未来を見据え、これまでの活動を結実させた持続可能性のある新たな地域社会モデルの形成を目指す。
連携協定の概要
(1)地域課題の解決による地域振興・創生への貢献に関すること
(2)学生のまちづくり参画を通した人材の育成に関すること
(3)防災・減災・復興・振興に係る学際的研究に関すること
(4)東京圏での町の情報発信拠点整備及び地域産品の販路拡大に関すること
(5)前4号に掲げるもののほか、町と大学が協議して必要と認める事項
大正大学は2011年の東日本大震災に伴う南三陸町での復興支援活動をきっかけに、これまでおよそ10年間、連携活動を継続してきた。
2016年に開設した地域創生学部で毎年行われる約40日間の現地実習や、人の流れを創出するための研修施設の設立支援をはじめとする数々の事業を結実させ、持続可能な地域社会のモデル事例となるべく、連携体制をさらに発展させていく方針。 (慶尾六郎)