ネットワーク&セキュリティ分野におけるITプラットフォームを構築するイノベーション企業である株式会社クリエイティブジャパンは、国立大学法人電気通信大学と、「超スマート社会のためのIoTシステムに関する研究」をテーマに共同研究を始めている。
CO2センサを内蔵し、最適な換気を支援するシステムを開発
電気通信大大学院の橋山教授の研究室と進めていた研究の第一弾として、「新型コロナウイルス感染症予防の研究」において、呼気に含まれるCO2の濃度およびその測定値を基に、室内の人数変動の把握をリアルタイムに行うことができる共同研究を開始した。
具体的なシステムとして、クリエイティブジャパンが持つネットワーク・クラウド技術を活かしたIoTデバイスへCO2センサを内蔵し、最適な換気を支援するシステム「CLIP新型コロナ感染症予防支援システム」を開発し、そのシステムにおける実証実験を電気通信大学とともに開始した。
電気通信大学が推進する「スーパーサスティナブルプラットフォーム」との連携を視野に入れて開発を進めている。
このシステムの価格は、IoTデバイス10台(1台で10m2~200m2の室内での測定が可能)とWebシステムで49万8,000円(税別)~。売り上げ目標として3年で3億円(税別)を目指している。具体的なサービス提供は10月1日(木)を予定。(慶尾六郎)