情報流通支援サービスの株式会社オークネットは、AIを活用して撮影しながらリアルタイムで動画内の特定の人物以外へ顔モザイクをかけるリアルタイムモザイク「LiveMasq(ライブマスク)」を日本医療大学に導入し、連携第1弾となるオンライン学内臨床実習教育を実施した。
日本医療大学とA病院をオンラインで接続し、ライブ映像で臨床場面を見学
オークネットは、本年3月にサービスを開始したリアルタイムモザイク「LiveMasq」を活用した臨床実習教育を日本医療大学に提案した。
学生が教室に居ながら臨床場面を見学、可能な限り通常の参加型に近いオンライン学内臨床実習教育を開始する運びとなった。
今回は、日本医療大学のリハビリテーション学部作業療法学専攻4年生22名・教員3名と、札幌市内A病院の臨床実習教育者(CE)1名・患者2名が参加した。
遠隔会議システムを用いて日本医療大学とA病院をオンラインで接続し、ライブ映像で臨床場面を見学、その後リハビリテーション現場の模倣および実施段階を実習した。
今回の臨床実習教育に関するアンケートに学生15名からの回答があり、臨床実習教育の見学段階として、学生からは13名の好意的な回答をもらった。
今後は、コロナ禍における臨床実習教育はもちろん、その他の授業や科目でも「LiveMasq」を活用した教育の実施が可能と考え、臨床実習教育以外への活用検討も進めていく方針だ。
(慶尾六郎)