国立大学法人神戸大学、国立大学法人信州大学、カリモク家具株式会社、株式会社Andecoは、広葉樹林を主体とする森林資源のデジタル管理、未利用材の流通サービス開発、実証実験などのノウハウを相互に共有して連携を図る『国産広葉樹活用プロジェクト』を発足した。
9月29日(水)に広葉樹の利活用を検討している事業者・自治体向けの公開ウェビナーを開催予定
これは、放置広葉樹林(里山)の木材としての活用及び、流通促進を通じた未利用材の活用推進、森林荒廃の問題解決、輸入材の全面依存というリスク軽減へ向けて行われるもの。
なお、初年度は、黒田慶子神戸大学教授が里山植生及び木材利用の専門家としてプロジェクトリーダーに就任し、浅野良晴信州大学名誉教授が木材トレーサビリティのテクニカルアドバイザーを務める。
また、事務局はAndecoが務め、一般社団法人 社会実装推進センターより交付された「令和2年度 林業分野における新技術推進対策事業費補助金 森林づくりへの新技術導入・実証事業(異分野技術導入・実証)」をプロジェクトの資金として充当するほか、HP上で情報発信を随時行っていく。
第一回目の活動として、9月29日(水)に広葉樹の利活用を検討している事業者・自治体を対象とした公開ウェビナーの開催を予定しており、プロジェクト発足に伴う目的や今後の取り組み等を紹介する。
●『国産広葉樹活用プロジェクト』の概要
名 称:国産広葉樹活用プロジェクト(英名:Japanese Hardwood Revival Project)
設 立 日:2021 年 9月 10日(金)
目 的:国内における森林(広葉樹)の課題とビジネスでの利用促進に向けた価値向上を目指す
HP :
https://www.koyoju.jp/ (慶尾六郎)