マーチャント・バンカーズ株式会社は、1月4日(火)付で、国立大学法人滋賀医科大学と産学連携のプロジェクトとして糖尿病を完治する治療薬の研究開発に取り組むために、共同研究講座を設置することにかかる検討を開始することについて、基本合意した。
糖尿病の新治療薬の実用化のために出資
糖尿病は、不治の病とされ、血糖コントロールを行う対処療法の治療薬しかないが、滋賀医科大学では、糖尿病を慢性化させている原因細胞を発見し、また、その細胞を排除することができる治療薬並びに治療方法を発見し、これを実用化するための研究を進めてきた。
生物のほぼすべての細胞それぞれに、7つのアミノ酸が結合してできる、約13億通りの「ペプチド」について、データベースを完成した。
さらに、このデータベースにより目的の細胞を特定し、その細胞だけに、必要な物質を届けることを可能にする技術を開発した。
マーチャント・バンカーズは、投資会社としてこの技術の実用化のために出資する。
(慶尾六郎)