学校法人瓜生山学園 京都芸術大学と人気テキスタイルブランドSOU・SOU(京都市中京区)がコラボし、「音と色」をテーマに空間演出デザイン学科の学生が、貫頭衣(かんとうい)を制作、7月18日(月)よりオンライン販売開始を開始した。
学生が貫頭衣という日本古来の衣装を、現代デザインに仕上げる
このプロジェクトは、最前線で活躍するクリエイターが指導し、企画考案から制作、販売までを一貫して学ぶ実践的なカリキュラムだ。同学の准教授である伊藤正浩氏の指導のもと、貫頭衣という日本古来の衣装を現代デザインとして制作、販売まで行っている。
貫頭衣とは、弥生時代に着用されていたシンプルな構成の衣服のこと。生地には伝統工芸品である伊勢木綿を使用しており、ファッションを通して、日本の文化や伝統産業の価値をユーザーに伝え、それらを残していく方法を学生が自ら模索した。
11年目を迎える今年度は、空間演出デザイン学科の3年生16名が、「音と色」をテーマに貫頭衣を制作した。
SOU・SOUから提供された15種類ものの柄から生地を選び、学生がそれぞれ絵を描いたり、染色、刺繍したりと装飾を考え、貫頭衣に仕上げた。今回販売する貫頭衣は、約130着ですべて一点物となっている。
●貫頭衣 オンラインショップ販売 概要
期間:2022年7月18日(月)12:00~25日(月)12:30
ショップURL:
https://kuasousou.stores.jp/販売商品:貫頭衣(長方形衣・四形衣)3,500円~9,000円(税込)
(坂土直隆)