株式会社レボーン(REVORN)は、、国立大学法人 九州工業大学 古川徹生教授が研究テーマにあげる自己組織化アルゴリズムの理論・開発・応用における知見を、同社で展開するにおいデータの視覚化における研究開発の推進に活用し、商用化に向けた各種取り組みを加速させるための連携を開始した。
2者が連携し、においデータの視覚化の実現を進めていく
第一フェーズとして、今年8月より同氏の研究室へのREVORN社員が複数回訪問することを通じ、同氏の研究内容への理解を深め、においデータの視覚化の実現を進めていく。
古川氏は、知能の計算原理となる学習理論とアルゴリズム開発の研究をしている。とくに、複数の異なる学習課題を学ぶことを通して、課題間に共通する汎用モデルを獲得するメタモデリングの研究を中心に取り組んでいる。
一方、レボーンは独自開発の香りセンサとAIを活用し、世界中のにおいデータを蓄積した“においデータプラットフォーム”を構築し、『においの“なんとなく”をなくす』ことを目指している。食品加工の生産ラインの官能評価試験を、レボーンの独自開発においセンサとAIをもって、代替実施する実証実験を行っている。
今回、この2者が連携し、においデータの視覚化の実現を進めていく。
(坂土直隆)