株式会社大戸屋は、2021年12月~2022年2月の期間で、産学連携プロジェクト「大戸屋マーケティングイノベーションカレッジ」を開催した。
6大学7ゼミ 18チームが参加
未来の大戸屋を見据え、若年層の顧客への認知拡大のため、大学生からのアイデアをもらうことで、ブランド若返りのきっかけの一つにしたいという想いから販促企画のコンテスト開催に至った。
今回のコンテストは、「大戸屋をもっと大学生に利用してもらうためのマーケティング戦略の立案」をテーマに、6大学7ゼミ 18チームが参加した。
企画のユニークさだけでなく、実現可能性や提案の論理性、説得性も求められる、実践的なビジネスコンテスト。また、最優秀賞に選ばれたチームの企画は、実際に商品化目指し実装していく。
【参加大学一覧】
・中京大学 坂田(隆文)ゼミナール
・近畿大学 廣田ゼミナール
・広島経済大学 細井ゼミナール
・日本大学 石田ゼミナール
・日本大学 水野ゼミナール
・専修大学 奥瀬ゼミナール
・小樽商科大学 近藤ゼミナール
●コンテスト概要
参加チーム全18チームにはまず、1次審査として12月24日までに企画のプレゼンテーション動画を提出してもらい、その後6チームが本選に進出。その後、2022年2月23日に開催された本選では、1次審査を突破した6チームがオンラインで10分間のプレゼンテーションを実施。
最終プレゼンテーションでは、社長以下、同社の経営やマーケティング担当が直接コメントやアドバイスを行った。その結果、1次審査から含めて全18チームの中から、水野研究室所属の9名のチーム「大戸屋だいすき」が、見事最優秀賞を獲得した。
「遠くでがんばるわが子へ 健康の仕送りを」、「健康的でおいしい食事」という大戸屋のブランドイメージと、「健康的な食生活を望みながらも、経済的・時間的コストを支払うなら別のことを優先したい」という大学生のニーズ。
両者のギャップを、「本人よりも健康を気にする」親を媒介させることで解消する、というユニークな企画で、審査員一同も大絶賛のプラン内容だった。
(坂土直隆)