日本女子大学と日本総合住生活株式会社(JS)は、東京都清瀬市にある清瀬旭が丘団地施設の一画に、学生のアイデアをいかしたコミュニティスペース 「ぷらっとあさひ」が完成し、9月10日(土)より運用を開始したと発表した。
情報発信や情報共有の場となる「ぷらっとエリア」と、イベント時に開放される「きっかけヒロバ」で構成
同学とJSは、団地のコミュニティ活性化に寄与する空間に関する共同研究を行っている。
今回のリノベーションは、2019年にJSが主催したコンペにおいて、日本女子大学大学院 家政学研究科 住居学専攻 篠原研究室の学生たちが、最優秀賞を受賞したことからスタートした。
まずは、学生主体で住民へのアンケートやプレゼンテーションなどを行い、団地におけるコミュニケーションの課題や要望を調査した。
その結果を踏まえて、「ぷらっとあさひ」は、学生が基本設計を担当し、JSや設計事務所との実施設計の打合せを重ね、今年4月に着工し、7月に竣工。今年度は、篠原研究室の修士課程1年2名、修士課程2年1名、博士課程(後期)3年1名が取り組みを担当して、完成に至った。
誰もがいつでも気軽に立ち寄れ、日常に溶け込むスペースをコンセプトに考案した。いつでも利用でき情報発信や情報共有の場となる「ぷらっとエリア」と、イベント時に開放される「きっかけヒロバ」で構成されている。
■ぷらっとあさひ概要
・場所:清瀬旭が丘団地 2-5-2号棟 106号室(東京都清瀬市
旭が丘2丁目)あさひがおかぐりーんモール内
・アクセス:
西武池袋線「清瀬」駅バス9~15分 徒歩1~4分
東武東上線「志木」駅バス20~22分 徒歩1~4分
JR武蔵野線「新座」駅バス10~12分 徒歩1~4分
・平米数:58.59㎡
(坂土直隆)