世界の若手起業家によるネットワーク「EO(Entrepreneurs' Organization、起業家機構)」に所属する一般社団法人EO ALL KANSAIは、桃山学院大学ビジネスデザイン学部と共同で、ビジネスデザイン学部の学生20名と、新たなビジネスアイデアを創造する産学連携プロジェクトを開始した。
衰退が進む、こんにゃく業界を活性化する
今回の産学連携プロジェクトでは、EOメンバーでもある創業90年以上の老舗こんにゃくメーカー・中尾食品工業株式会社の4代目代表・中尾友彦さんが講師として参加する。
日ごろ、大学で人を幸せにするビジネスデザインを学んでいるZ世代の学生たちが、実際のビジネスを肌で学びながら、元気のないこんにゃく業界を活性化するための、新しいビジネスアイデアを創造していくプロジェクトとなる。
こんにゃくは、古くから日本の食文化に根付いてきた伝統食材だが、こんにゃくの原料となるこんにゃく芋は気象災害に弱く、収穫まで複数年を要するため、生産量および価格の変動が大きいという問題がある。
このプロジェクトでは、衰退が進むこんにゃく業界を活性化する、固定観念に縛られないZ世代の柔軟なビジネスアイデアを生むことを目指す。
(坂土直隆)