ニューラルマーケティング株式会社は、国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院先端情報科学部門の中山悠准教授が開発した「Luminary AR」技術をLEDビジョンに、実装する。
“見えない”データをスマホのカメラで撮影して受け取る
Luminary AR技術は、カメラの撮像素子であるCMOSイメージセンサーを受信機に用いる光カメラ通信(Optical Camera Communication;OCC)をベースに、LEDビジョンから送信される“見えない”データを、スマートフォンのカメラで撮影して受け取る技術。
従来のQRコードなどを一部置き換えることができるため、世界観を壊さず審美性の高い形態で付与されたデジタルデータを読み取ることが可能だ。
今後、「カメラを構える」動作を契機として、LEDビジョンによる広告配信のほか、テーマパークやイベントにおける情報配信等、デジタルスタンプラリーによる地域振興など様々な展開が期待される。また、イメージセンサの活用領域の拡大といった、産業上の波及効果も見込まれているという。
5月10日(水)から5月12日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第7回 AI・人工知能EXPO【春】」の展示ブースで、ニューラルマーケティングのLEDビジョンにて実装したLuminary AR技術のデモを行う。
(坂土直隆)