大関株式会社は、兵庫県の山田錦生産者とJA・行政主催の“二十歳の山田錦物語”プロジェクトが、今年もスタートしたと発表した。
酒米「山田錦」と「日本酒」への関心を高める
第1弾の取り組みとして、6月16日(日)に兵庫県三木市吉川町で田植えを行い、兵庫県の6つの大学から28名の学生が参加した。
今年で4回目を迎えるこのプロジェクトは、20歳を迎える兵庫県下の学生を対象に、山田錦の栽培と酒造りを通じて、村米制度の伝統を伝え、兵庫県が日本一の生産量を誇る酒米「山田錦」と「日本酒」への関心を高めることを目的としている。
今年は、大関の村米地区の1つである三木市吉川町稲田地区[特A地区]がプロジェクトの圃場となることから、同社が酒造りに協力する。
プロジェクトには、現在19歳で酒を飲めない学生も参加しているが、これから稲刈りや醸造研修など、酒造りの過程を体験し、全員が20歳を迎える来年2月に、自分たちが関わった日本酒を口にしする。また、プロジェクトで完成した日本酒は、大関より商品として販売する予定。
(坂土直隆)