関西大学と帝人フロンティア株式会社は、振り回して応援力を計測できるプロサッカー応援タオルを共同開発した。
共同開発の圧電ウェアルブルセンサーを縫い込んだタオル
このタオルは、共同で開発を進める圧電ウェアルブルセンサー「圧電組紐」を、プロサッカーチームの応援タオルに縫い込んだもの。
「圧電組紐」は、ポリ乳酸からなる高分子圧電体を組紐構造としたセンサーのため、従来の硬いセンサーと違い、耐衝撃・荷重性を備え、引っ張り、ねじり、曲げ伸ばしなどの動きのセンシングが可能。
また、柔軟性を持つ紐構造のため、タオルやシーツ、衣服など、さまざまなファブリック構造に縫い込むことが可能。
たとえば、タオルに組み込んだ場合、そのタオルを振り回す速さや大きさを測定・解析し、動きの強さの増減変化を知ることができる。
今年の7月14日に、長崎市内で開催されたV・ファーレン長崎のパブリックビューイングイベントで、「圧電組紐」を縫い込んだ応援タオルを50枚使用したデモ試験を行った。
タオルを振り回す人数や強度をアニメーションにしてスクリーンへ写し、また、スマートフォンと連動して個人のタオルの動きの強度も測定してランキング発表した。
(坂土直隆)