学校法人瓜生山学園 京都芸術大学は、2022年にスタートした八尾市が主宰するデザイン支援事業「YAOKONTON」に、2024年も参画し、町工場企業の自社製品開発事業をサポート・推進していく。
メディアで話題となる製品も誕生
古くからものづくりで栄えてきた八尾市。歯ブラシ、石鹸、フライパンなどの日用品から、自動車や家電のパーツまで。多種多様な技術を保有する町工場が八尾市には存在する。その多くは、OEM製品の製造など、大企業からの下請け業務が中心。
そこで、数年前より、下請け業務だけでなく、町工場の保有する技術を活かした自社製品・ブランドの開発を活性化させるため、八尾市は、デザインイノベーション支援を行っている。YAOKONTONは、その一環として開催されるプロジェクトで、経済産業省監修の「デザイン白書2024」にも掲載されている。
これまで約20社の町工場が参加し、自動車部品メーカーがつくるコーヒーミルや、石鹸メーカーがつくる絵本付き洗剤、真鍮加工メーカーがつくる重心をカスタマイズできるペンなど、学生やクリエイターと、町工場による共創によるユニークなアイデアが多数生まれてきた。
いくつかは上市され、「今日を元気にするお味噌汁パン」や「見てるぞテープ」など、メディアで話題となる製品も誕生している。
■プロジェクト概要
・実施期間:2024年8月〜2025年1月末まで
・主宰:八尾市
・WEBサイト:
https://yaokonton.jp