文部科学省が産学連携の失敗事例を公表
北海道大学は、32億円を投じたにもかかわらず十分な成果を上げられなかった産学連携事業の報告書をまとめたところ、文部科学省は24日これを公表して、産学連携に取り組む大学と教訓の共有を図るものとした。
反省から次の成果へ
北大は、失敗原因として、公平を重んじる大学の慣行により重点投資が不十分になった点や、リーダーシップを発揮しようとした企業出身者が既存のルールを重視する大学研究者に受け入れられず孤立した点などを指摘している。
大学が自らの失敗を検証するのは異例の試みだが、報告書では、大型研究を進める際に、学外者との意思疎通を十分に図れる体制を構築すべきなどとする10か条の注意点を提言しているという。
古い体質が阻害要因になったことを反省したもので、これを糧に新たな成果に繋げて貰いたいところ。
以上、読売新聞の記事より。
2009年12月24日付読売新聞へのリンク