県内企業と産学連携を緊密に
山形大(写真)の結城章夫学長は5日の定例記者会見で、同大の2010年の行動計画「結城プラン2010」を発表した。県内企業との産学連携を緊密に行う「山形大学と交流する会」の設置など63項目の事業や目標を説明した。
今年から南半球に事務所新設
同プランは、教育、研究、社会連携、国際交流などの各分野にわたって重点的に取り組むべき方針を提示。研究分野では、日本一を目指す先進的研究拠点として取り組みを進める現行の有機ELなど3拠点に加え、新たに3拠点を選定し支援すると明記した。国際交流分野では、南半球に所在する国に海外事務所(サテライト)を新たに1か所設け、広報や地元大学との研究交流、留学生の募集を行う。
交流する会は、1社あたり年会費制(50万円、100万円のいずれか)とし、見合ったサービスを提供する方針。人材育成の支援のために社員が無料で講義を受けられるようにしたり、研究員を受け入れたりするほか、情報提供をするなどして協力する。会員は十数社から数十社集めたいとしている。