大阪府が企業と専修学校の連携促進事業
大阪府(写真)は2010年度に、企業と専修学校の連携を促し、企業にとって即戦力となる人材の育成につなげる事業を始める。
府の後押しを受け、専修学校が企業ニーズに沿った履修課程「産学接続コース」を作り授業を進め、企業は学生に研修の場を提供し、卒業後の就職も保証する。
職業教育の分野で人材育成と就職を直結させる、全国的にも珍しい試みだ。
産学接続コースに多数の企業、学校が参画
府は
大阪府専修学校各種学校連合会などと共同で産学接続コースのガイドラインを策定。参加する企業と学校に「職業教育協定」を結ばせ、研修中や就職時の労働法規などに問題がないか毎年審査する。
まず
大阪文化服装学院や
辻調理師専門学校など府内の10校が服飾、観光、調理など計22コースを開設。
ワールドや
ホテルニューオータニ、
近畿日本ツーリストなど100社超の企業が参画する。
例えば
上田安子服飾専門学校とワールドが組むコースでは、3年制のファッションビジネス・ストアマネージメント学科を設置する。