県産品のPRと新たな事業の模索で
茨城県を代表する地場産品であり、国の重要無形文化財にも指定されている結城紬(つむぎ)のPRと、新商品や新事業の方向性を探る目的で、筑波大の産学官連携(UT)プロジェクト、「
結城紬素材を活かした日用品コンテスト」の展示会が、結城市の「
SHIMAYA」で開催されている。
結城紬を織りあげる際に出る端糸の「きりすね」と、反物から着物を仕立てる際の「端切れ」などの再利用方法を、昨年10月から一般公募していたもので、このほどの商品化を目指したコンテストにて、図案デザインの1次審査で選ばれた作品が展示された。
余り糸や端切れの再利用で商品に復活!
最優秀賞のUUT大賞には、バラのコサージュが選ばれた。
このほか、洋装のベストや室内犬の“お座敷着”、リカちゃん人形のウエディングドレスなど、端切れを使った製品が出品されている。
また“余り糸”のきりすねの部では、編み上げてネックレスや腕時計ベルトに仕上げたものなど、全約40点の多様な再利用品が並べられている。
なお、本展示は28日までとのこと。