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富士通と東大など、量子ドットレーザーで世界最速通信を実現!

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富士通と東大など、量子ドットレーザーで世界最速通信を実現!

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世界初の毎秒25ギガビット通信を実現!
富士通、富士通研究所、東京大学の3者は、次世代の半導体レーザーとして期待されている量子ドットレーザー(注1)で、世界初の毎秒25ギガビット(Gbps)の高速データ通信を実現したという。
量子ドットレーザー
量子ドットの数を増加させるとレーザーの動作速度が向上することから、従来より高密度に面内配列した量子ドットを多層積層することにより、2倍の動作速度を達成したもの。

これにより、現行の10倍となる100Gbpsのデータ量の送受信を目指す次世代高速データ通信の光源としての適用が期待されるとし、この技術の詳細は、5月16日から米国サンノゼで開催される国際会議「CLEO/QELC2010」で発表するという。
開発背景・体制など
開発の背景は、以下とのこと。
開発背景
クラウドコンピューティングや高精細画質映像配信のサービスなど、インターネットのブロードバンド化に伴いネットワークトラフィックは急速に増大しており、この増加するデータ伝送量に対応するため、光ネットワークのさらなる高速化、大容量化が求められている。
現在のデータ通信では10Gbpsのイーサネットが主流で、さらなる高速化に向け、現行10倍となる100Gbpsの高速通信が可能な次世代データ通信の国際標準規格化(100GbE)などが進められており、このような次世代高速データ通信に適用可能で高速かつ低消費電力なレーザー光源が求められていた。

なおこの研究の一部は、NEDOより技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA)に委託されたプロジェクトに関連し、文部科学省の科学技術振興調整費から受けているとのこと。

なお量子ドットレーザーの研究開発は、東大の荒川泰彦教授の研究室と富士通、富士通研究所、(株)QDレーザとが共同で進めているものという。
量子ドットレーザー
(注1)量子ドットレーザーとは?
富士通および富士通研究所が、東京大学の荒川研究室との産学連携にもとづいて開発した、大きさがナノメートル(10億分の1メートル)サイズの半導体微粒子(量子ドット)を発光部に適用した半導体レーザー。
量子ドットレーザーは、温度変化にともなうレーザーの光出力の変動を大幅に低減できるほか、低消費電力・長距離伝送・高速などの点で、従来の半導体レーザーを凌駕する画期的な特性を持ち、情報トラフィックが飛躍的に増加している光通信において、今後高性能な光源を実現する中核技術となることが期待されるもの。


外部リンク

共同発表文
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2010/05/20-1.html

(株)QDレーザ
http://www.qdlaser.com/japanese/about02.html
Amazon.co.jp : 量子ドットレーザー に関連する商品



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